生産日本社について

セイニチは、チャック袋のパイオニアです。

時代の空気を存分にはらんで誕生した製品は、後から振り返る者に「必然」さえ感じさせる力を秘めています。チャック袋は、まさにその「必然」に満ちた製品の一つです。

1953(昭和28)年、セイニチは、合成樹脂製品の将来性に、いちはやく着目し、その応用研究に乗り出しました。

ビニールやポリエチレンなど、合成樹脂製の袋が持つ密封性を損なわずに、手軽に、何度でも開封できる袋ができないだろうか。そんな発想から生み出され、特許権を確立した第1号製品は合成樹脂製のチャックでした。

セイニチは、チャックの特許権を基礎にして、さらに研究開発を進め、より質が高く、使いやすい製品の実現に挑戦し続けました。
そして、チャックと袋を一体化させて製造する方法を開発し、今や、世界的汎用チャック付袋となっている「ユニパック®」を誕生させました。

これにより、輪ゴム等使用せずにワンタッチで開閉できるだけでなく、袋の密封性も格段に高まることになりました。
この技術は、その後「ミニグリップ®」をはじめ、多種多様なチャック付袋に応用され包装材料の新しい流れが創出されて行きました。

これらアイデアの卓越性と、それを実際に製品化したという業績が評価され、特許庁から、膨大な発明の中で特に優れたものだけに贈られる「優秀発明賞」を受けました。
また、「包装合理化展」での通産大臣賞をはじめ、官公庁、業界団体などから、過去数多くの賞を受けています。

さらに、ユーザーの包装材へのニーズの高度化に応え、防湿、ハイバリアに優れたラミネートフィルムにチャックを自動装着する技術を完成、「ラミジップ®」を発表しました。
このチャック付ラミネート袋は、各業界から大歓迎され、チャック袋を揺るぎない包装主流文化にまで発展させることになりました。

このようにセイニチには、包みたいものの特性、用途に応じてさまざまな機能を付加し、どんなものも効果的に包むチャック袋をオーダーメイドすることが出来る技術があります。

商品は、ただ新しいからだけではなく使ってみたいと思える付加価値のあるものだけが支持されます。「セイニチグリップス®」は常に明確な機能性を備えた付加価値をもった製品であり続けることで、生活になくてはならないものとして深く根を下ろして来ました。
チャック袋のチャックは決して飾りなどではなく、開閉の自在性、そして密封力が命です。
セイニチはこれからも移り変わる新たな時代に向け、とことん「開けやすい」「閉めやすい」やさしく、使いやすいチャック袋をお届けし、皆さんのすぐそばで豊かな暮らしのお手伝いをして行きます。

食品、薬品、化粧品、紙製品、電気機器、繊維、金融など・・・、あらゆる業界の次なるニーズに応える包装材、そこには必ずセイニチにしかできないチャック袋があります。